堤帝国崩壊

いくら表向きコクドをはじめ西武グループ関連企業の
取締役から退任すると言っても、中核企業であるコクドが
非上場企業で堤義明氏が大半の株式を保有している
私企業である事実はとりあえずは変わらないわけで。
そんなコクドの子会社となってるプリンスホテル
西武鉄道西武ライオンズも結局は堤氏の影響下からは
今後も逃れられることは無いのは間違いないだろう。
ただ、西武鉄道が今後証券取引法違反に問われることになれば、
非上場企業として内部が不透明だったコクドに捜査のメスが
入ることも考えられる。そうなれば、西武グループの闇が
次々に明るみに出てくることもありうる。そうなったとき、
堤氏は、西武グループは、果たしてどうなるだろうか。
現状では闇がどの程度深いのか見当が付かないので何ともいえない。
堤氏とその取り巻きが一掃され、西武グループ解体ともなれば、
赤字を垂れ流す西武ライオンズの存続も危ういだろう。
ちなみに今日の東証では当然ながら西武鉄道株ストップ安。
出来高10万2000株で441万3000株の
売り注文がストップ安のために残っている。
……セゾングループに次いで西武グループまで存亡の危機。
祖父・堤康次郎氏、父・堤清二氏を経て栄華を誇った
堤帝国も崩壊の瀬戸際となってしまうのだろうか。