D.Gray-man (3)    ジャンプコミックス

D.Gray-man (3) ジャンプコミックス

 目下一番好きな漫画の1つのD.gray-man。今回収録されているのはコムリン編&ミランダ編。表紙はリナリー・リー。恒例のカバー裏や各話の間の小ネタも健在。
 ミランダ編は今までの中で一番好きなエピソードだったりする。
 自信を失って後ろ向きになっているキャラクターがイベントを経て自分の中から一歩踏み出し、少しだけ前向きになるというまあ陳腐なパターンではあるけど。でも陳腐ってのはそれだけ利用されるほどの説得力なり訴えかける力なりがあることの裏返しでもあるし。
 このパターンは結局、読者の中にも何か壁なり絶望なりのようなものがあって、物語の中のキャラクターがそれを乗り越えていくことに自分を重ね合わせて代償的な満足感を得るというのがあるのかな、とらしくなく分析してみたり。
 最後のミランダが笑顔で振り返るコマは三笠的D.Gray-manベストシーンの1つ。
 コムリン編みたいなおバカな話も大好きだけどさ(笑)


 ……隠しユニットのアシュセイヴァーとヴァイサーガが載ってねー。やっぱソフトバンクパブリッシングの方(ISBN:4797330945)にしておくべきだったか?
 と思ってたらどの攻略本にも載っていないらしい。へーへーへー。